タイガーまさかの逆転負け… Z.ジョンソンがプレーオフ制す
過去5勝を挙げている得意の大会でタイガー・ウッズ(米)がまさかの逆転負けを喫した。
タイガーがホストを務めるオフ恒例のチャリティイベント、ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールド・チャレンジは現地時間8日、カリフォルニア州のシャーウッドCCを舞台に大会史上最多ギャラリーを集めて最終ラウンドの競技を行ったが、72ホール終了時点でタイガーとザック・ジョンソン(米)が通算13アンダーで並び、決着はプレーオフに持ち越された。
18番パー4で行われたサドンデス1ホール目。無難にパーをセーブしたジョンソンに対しタイガーはバンカーにつかまり1.5メートルのパーパットを外してボギー。生まれ故郷のカリフォルニアで本大会が行われるのは最後という節目の試合で6度目の優勝は目前で逃した。
前半は完全にタイガーのペース。ジョンソンが10番でボギーを叩いた時点でその差は実に4ストロークまで開いていた。ところが後半ジョンソンが盛り返し4つのバーディを奪った一方でタイガーは1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせず、ともに通算13アンダーでホールアウト。最大4打差を逆転されたとあってタイガーの表情は冴えない。
今年2度目の優勝を挙げたジョンソンはこれで生涯初の世界ランクトップ10入りすることが確定したが、タイガーにとっては何とも後味の悪い幕切れとなった。
優勝争いはジョンソンとタイガーの一騎打ちとなったが、その他の上位陣は通算9アンダー3位タイにマット・クーチャー(米)とブッバ・ワトソン(米)。通算7アンダー単独5位にウェブ・シンプソン(米)が入り、ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は最終日に3つスコアを伸ばしたが、通算5アンダーで前日と変わらず単独6位で終戦。ローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算イーブンパーで出場18人中11位に終わっている。