M.A.ヒメネス大逆転連覇! 自身の最年長V記録更新
ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が自らが持つ欧州ツアーの最年長V記録を更新して劇的連覇を達成した。
欧州(2013-2014シーズン)、アジアン両ツアー共催の香港オープンは現地時間8日、香港GCを舞台に最終ラウンドの競技を終え、通算12アンダーで3人が並び決着はプレーオフにもつれ込んだ。
プレーオフにコマを進めたのは、この日5アンダー65のチャージを見せたプロム・ミーサワット(タイ)と、前日単独トップのスチュアート・マンレー(ウェールズ)、そしてディフェンディング・チャンピオンのヒメネスの3人。18番パー4で行われたサドンデス1ホール目、ミーサワットとマンレーの2人がパーオンを逃す中、きっちり2打でのせたヒメネスが6メートル弱のバーディパットを捩じ込み、49歳337日でツアー通算20勝目を挙げた。
奇しくもヒメネスがツアー最年長V記録を樹立したのが昨年のこの大会。その記録を連覇で更新したヒメネスは「このコースが大好きなんだ。ロングヒッターにアドバンテージがあるけれど、こっちは賢くマネジメントしてスコアを作ることが出来た。この一週間、本当にショットが良かった」と満面の笑みで達成感を滲ませた。年明けの5日に満50歳の誕生日を迎えシニア入りするヒメネスだが、この分ならまだまだ最年長記録を更新出来そうだ。
1打差(通算11アンダー)の単独4位にロバート-ジャン・ダークセン(オランダ)が入り、通算8アンダー5位タイにハビ・コロモ、ホセ・マニュエル・ララのスペイン勢と、アンゲロ・キュー(フィリピン)が食い込んでいる。
一方、日本勢唯一出場の片岡大育は、最終日に2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの3オーバー73とスコアを落とし上位フィニッシュならず。通算2アンダー39位タイに終わっている。