故マンデラ氏追悼大会、初日は豪雨で日没順延
更新日:2013/12/12 12:07
掲載日:2013/12/12 11:49
先週世界中に報じられたネルソン・マンデラ元南アフリア大統領の死。その名を冠したトーナメントが直後に行われているが、大会初日はサスペンデッドとなった。
欧州、南アサンシャイン両ツアー共催のネルソン・マンデラ選手権(南ア、マウントエッジコムCC)は現地時間11日、マンデラ氏の葬儀が15日に行われる影響で1日前倒して開幕。どちらのツアーにとっても今年最後の試合となる一戦だが、反アパルトヘイト(人種差別)運動に人生を捧げた南アの英雄、マンデラ氏が開幕6日前に95歳で死去。奇しくも大会は追悼の意味が深いものとなった。ところが、現地は朝から豪雨に見舞われ、第1ラウンドのスタートが7時間遅れる緊急事態。出場156選手のうち57人がスタートすらできず、日没サスペンデッドとなった。
そんな中、ノーボギーの8アンダー62でホールアウトして暫定ながら単独首位に立ったのがダニエル・ブルックス(英)。2007年にプロとなった26歳だが、なかなか欧州ツアーの出場権を得られず、下部ツアーで戦ってきた。2013年にようやくルーキーとしてプレーすることができたが、思うような結果を出せず再びQT(予選会)行きを余儀なくされた。それでもQTを19位で突破してすぐさまツアー(2013-2014年シーズン)に復帰。ここで結果をしっかり出して、今度こそツアーカードをキープしたい。
ブルックスに1打差の暫定単独2位にフランソワ・カルメルズ(仏)。6アンダー64の暫定3位タイにもエドゥアール・デュボア、ロメイン・ウォッテルのフランス勢2人がつけている。エドアルド・モリナリ(伊)、スコット・ジェイミソン(スコットランド)、ジャコ・ヴァン・ジル(南ア)らはスタートしていない。