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故マンデラ氏に捧げる『59』続出 大会は荒天で54ホールに短縮

更新日:2013/12/14 11:36
故マンデラ氏に捧げる『59』続出 大会は荒天で54ホールに短縮

 

 去る12月5日、惜しまれつつこの世を去った元南アフリカ大統領、故ネルソン・マンデラ氏の名を冠した大会は荒天のため進行が遅れ、遂に54ホールに短縮されることが決まった。

 欧州、南アサンシャイン両ツアー共催のネルソン・マンデラ選手権(南ア、マウントエッジコムCC)は現地時間13日、大会3日目にして第2ラウンドの途中までしか試合が進んでおらず最終日に第2ラウンドの続きと最終ラウンド(第3ラウンド)を行い決着をつけることになった。

 そんな中、この日2人がゴルファーにとってのマジックナンバー『59』を叩き出し大会を盛り上げた。ひとりはジョージ・カンピーヨ(スペイン)で2イーグル、7バーディの11アンダー59をマーク。通算11アンダーは暫定単独トップのダニエル・ブルックス(英/11ホール終了)に1打差の暫定2位タイに浮上した。

 そしてもう一人が地元の伏兵コリン・ネル(南ア)。7オーバー77を叩いて大きく出遅れていたが、この日は1イーグル、9バーディを奪って第1ラウンドより18ストローク良い11アンダー59と爆発。通算4アンダー暫定27位タイに浮上し予選突破を確実なものにした。しかしこの日は荒天の影響でプリファードライ(拾い上げてプレースしても良いライ)が採用されたため2人の『59』は正式な記録には残されない。

 その他上位陣はキャンピロと並ぶ通算11アンダー暫定2位タイにマシュー・ボールドウィン(英)、通算10アンダー暫定4位タイに地元一番人気のブランデン・グレイス(南ア)、オリバー・ベッカー(南ア)らが続いている。

 最終日はすでに第2ラウンドをホールアウトしている選手には18ホール、もっともホール数を残している選手には28ホールの長丁場が待っている。まだまだひと波乱もふた波乱もありそうだ。

 尚、今大会はマンデラ氏の追悼イベント。プロアマ大会で行われたチャリティオークションの収益金や大会の売上金、スポンサー収益などを合わせた1,746万2,500ユーロ(約25億円)がネルソン・マンデラ児童基金に寄付され、ネルソン・マンデラ小児病院建設のためなどに使われる。

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