松山欠場でどうなるアジアチーム? ロイヤルT
松山英樹がザ・ロイヤルトロフィ欠場を決断した。
アジアチームと欧州チームによる対抗戦、第7回 ザ・ロイヤルトロフィ(中国、ドラゴンレイクゴルフクラブ)の開幕を現地時間20日に控え、17日ついに松山が左母指手根中手関節炎のため欠場することが発表された。これによる代替選手はなく、ホセ・マリア・オラサバル(スペイン)欧州チーム主将が予定していたプレーを取りやめ、ノンプレーイングキャプテンとなる。
松山欠場で両チームの選手は8対8(アジアチーム主将、副主将もプレーしない)となり、初日フォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)、2日目フォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)、3日目シングルスのすべてに全員が出場することとなった。今年で7回目の開催となる同大会は、これまで欧州チームが4勝、アジアチームが2勝。前回優勝のアジアチームは、主将のY・E・ヤン(韓)、副主将の張連偉(中)のもと連覇に向けて意気込んでいるが、ポイントゲッター松山の欠場は大きな痛手だ。この穴を他の8人がどこまで埋められるのか。戦いは今後のアジアゴルフ界を占うものになりそうだ。
松山の抜けたアジアチームは、石川遼、藤田寛之の日本勢2人と、金庚泰(韓)、金亨成(韓)、呉阿順(中)といった国内男子ツアーがベースのメンバーが主力。ここにトンチャイ・ジェイディ(タイ)、キラデク・アフィバーンラト(タイ)、梁津萬(中)というアジアンツアーの実力者3人が加わり連覇を狙う。
一方の欧州チームは、オラサバル主将のもと、ニコラス・コルサールツ(ベルギー)、アルバロ・キロス(スペイン)の飛ばし屋2人と、ポール・ローリー、マーク・ウォーレン、スティーブン・ギャラハーのスコットランド勢が3人集結。他にもデービッド・ハウエル(英)、トービヨン・オルセン(デンマーク)、ベルント・ウィスバーガー(豪)といった一癖も二癖もある面々が揃い、大会5勝目に挑む。