石川、一歩後退も「勝負は明日」 P.リード独走
日本勢唯一出場の石川遼は、バーディ合戦の展開に今ひとつ乗り切れず一歩後退した。
米男子ツアーの2014年米本土初戦、ヒューマナ・チャレンジは現地時間17日、カリフォルニア州のPGAウエスト・パーマーC(PP)、PGAウエスト・ニクラウスC(NP)、ラキンタCC(LQ)の3コースを舞台にプロアマ形式の第2ラウンドを終了。この日ラキンタCCをプレーした石川は出だしの10番でセカンドショットを1メートル弱に寄せて幸先の良いバーディスタート。11番連続バーディのあと13番パー5でアプローチをおよそ30センチに寄せオーケーバーディ。そこまではシナリオ通りのプレーだった。
しかし14番でアプローチをオーバーさせパーセーブならず。16番パー5ではバーディチャンスからボギーとグリーン上で苦労し、結局5バーディ、2ボギーの3アンダー69止まり。スコアは伸ばしたが通算9アンダーは初日の13位タイから22位タイに順位を下げた。
「悪くてもこのくらいのスコアで回らないといけない」と最低ラインはクリアしたものの「パットのタッチが合わなかった。弱め弱めが多かった。見た目より重かった」と好調なショットにパットが噛み合ず消化不良。通常と違い予選ラウンドを3コース回るためニクラウスCを回る明日が重要になる。「グリーン上でスピードを合わせられれば…。最終日につながるゴルフがしたい」と若武者は前を向いた。
しかしトップの背中は遠い。石川と同じラキンタCCをプレーした初日のトーナメントリーダー、パトリック・リード(米)が2日連続9アンダー63と爆発。通算18アンダーで単独トップの座をキープ。2014年2勝目を狙うザック・ジョンソン(米/NP)は通算11アンダー8位タイ。3番パー3でホールインワンをマークしたキーガン・ブラッドリー(米/NP)は通算9アンダーで石川らとともに22位タイにつけている。