2週連続優勝を狙うP.ララサバル H.ステンソンも参戦!
パブロ・ララサバル(スペイン)が2週連続優勝に挑む。
欧州ツアーの中東シリーズ第2戦 コマーシャルバンク・カタール・マスターズは現地時間22日、カタールのドーハGCを舞台に開幕。前週のアブダビHSBCゴルフ選手権では、メジャー5勝のフィル・ミケルソン(米)、メジャー2勝のローリー・マキロイ(北アイルランド)の2人を相手に堂々の優勝を飾ったララサバルが一気に波に乗ることを狙っている。
予選ラウンドでは、やはり今季大きく羽ばたこうとしているセルヒオ・ガルシア(スペイン)、前週10位タイと好調のトーマス・ビヨーン(デンマーク)とのラウンドが決定。ライバルたちの目の前で一気にツアー通算4勝目を手にしようと燃えている。
ララサバルとは対照的に、前週予選落ちを喫したヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は、昨季の賞金王としてのプライドをかけてプレーする。昨季は米国の年間王者にも輝いたことで現在世界ランキングは自己最高の3位。今年は頂点を狙うことを公言してはばからない。
「今の位置を考えれば、良いプレーを続けていれば(No.2の)アダム(スコット/豪)を抜いて、No.1のタイガー(ウッズ/米)にチャレンジすることも出来るだろう。そのためには自分のフォームを維持して良いゴルフを続けることしかない。他の人のことはコントロール出来ないからね」とステンソン。2006年には優勝も経験し、3度2位(タイを含む)になっている得意コースが舞台とあって自信も十分だ。最高の年だった昨年以上の結果を残すためにも、早い段階で1勝を挙げておきたいところだろう。
そんなステンソン、元世界ランクNo.1のルーク・ドナルド(英)と予選ラウンドで同組となった全米プロゴルフ選手権王者ジェイソン・ダフナー(米)も注目だ。昨季大会も9位タイに入っており「コースを楽しんだよ。長くてタフなコースだけど、去年勉強したことを生かして出来れば勝ちたいね」と口にしている。
年が明けてからすでに米男子ツアー2試合に出場し、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ単独5位、ソニー・オープン・イン・ハワイ29位タイとまずまずの結果を残しているダフナーだが、その後気管支炎をこじらせて肺炎を併発。ようやく元気になって現地入りしており、確実な手ごたえが欲しいところだ。
他に、アーニー・エルス(南ア)、ミゲール・A・ヒメネス(スペイン)、マーティン・カイマー(独)、ダレン・クラーク(北アイルランド)らも参戦。熱い戦いを繰り広げる。