見せ場つくれずタイガー50位タイ… 同組J.スピースが単独首位!!
20歳の新鋭ジョーダン・スピース(米)が最高のプレーを見せる中、同組のタイガー・ウッズ(米)は苦しい戦いを続けている。
過去7勝と得意のトリーパインズGC(カリフォルニア州)が舞台の米男子ツアー、ファーマーズ・インシュランス・オープンをシーズン初戦に選んだタイガーだったが、サウスC(SC)を回った初日は首位と8打差のイーブンパー63位と出遅れた。巻き返しをかけ、現地時間24日に行われた第2ラウンドではスコアが出やすいと言われるノースC(NC)をラウンドしたがパットが全く入らず、スコアを伸ばすはずのパー5でも良いプレーが出来ずに、2バーディ、1ボギーの1アンダー71。通算1アンダー50位タイに甘んじている。
「錆びついているというわけじゃない。ただちょっと何かが欠けているというか……。こういうレベルのゴルフ場では何かが一つ欠けているだけで大変だからね」と苦笑したタイガー。この日は同じ組でプレーしたスピースがノーボギーの9アンダー63を叩き出し、通算10アンダー単独首位に立つのを指をくわえて見守るしかなかった。
「あの子は才能がある。飛距離も出るしパターも素晴らしい。それを全部出した感じだね」とスピースを絶賛したが、心の中は悔しさでいっぱいのはず。残り2日間でリズムを取り戻し、なんとか貫録を見せたいところだ。
前日首位のスチュワート・シンク(米/SC)はスピースと1打差の単独2位に後退。通算8アンダー単独3位にニコラス・コルサーツ(ベルギー/SC)が続いている。一方、地元出身のフィル・ミケルソン(米/SC)はショットが今一つで4バーディ、5ボギーの1オーバー73。通算2アンダー32位タイと未だ浮上のきっかけをつかめていない。
日本勢は、石川遼がミケルソンと並んで32位タイ、松山英樹が通算イーブンパー66位タイ。谷原秀人は通算1オーバーでカットラインに1打及ばず予選落ちを喫している。