藍、パット不振で後退 野村44位タイに浮上
2014年シーズン初戦で宮里藍が苦戦を強いられている。
米女子ツアー開幕戦、ピュアシルク・バハマLPGAクラシックは現地時間25日、バハマのオーシャンクラブGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。49位タイからムービングデーのチャージを誓った宮里だったが、予選ラウンドに続きこの日も得意のパットが影を潜め4バーディを奪ったものの、ボギー4つ、ダブルボギー1つを叩いて2オーバー75とスコアを落とした。
パラダイスに風が吹いても上位陣はスコアを伸ばしたが、グリーン上で苦しむ宮里は通算2オーバー62位タイにまで順位を下げた。とはいえショットは決して悪くない。持ち前のショートゲームの冴えさえ戻れば残り18ホールは面白くなるのだが…。
また上原彩子もバーディを4つ奪いながらボギーを3つ叩いて1アンダー72止まり。前日から1ランクダウンの通算1アンダー50位タイに留まった。一方、予選カットラインぎりぎりで決勝ラウンドにコマを進めた野村敏京は、5バーディ、2ボギーの3アンダー70をマークし通算2アンダー44位タイに浮上している。
上位争いは、「ショットが絶好調だった」というチェ・ナヨン(韓)がこの日ノーボギーの7アンダー66と爆発。通算15アンダーとし、前日まで米国勢一色だったリーダーボードの最上段をゲット。「オフの間、あまりクラブを握っていないので(好スコアは)不思議な気がします。でもほとんどのホールでパーオンしているし、スイングのフィーリングが凄く良いんです」とチェ。未勝利に終わった昨季の悔しさをバネに開幕戦Vを射程圏内に収めている。
その他の上位陣は、通算14アンダー単独2位にリゼット・サラス(米)がつけ、通算12アンダー3位タイにポーラ・クリーマー(米)、ジェシカ・コルダ(米)の2人が並んでいる。ステイシー・ルイス(米)は通算11アンダー5位タイにつけたが、ミッシェル・ウィー(米)は1つしかスコアを伸ばせず、通算10アンダー8位タイに一歩後退。初日のトーナメントリーダー、リディア・コ(ニュージーランド)もウィーと同じ8位タイに留まっている。