地元V狙う有村、森田&佐伯と激突! さくらも1か月ぶりに参戦
国内女子ツアーを引っ張る熊本勢が地元での戦いに全力で挑む。
同ツアーのシーズン第7戦 KKT杯バンテリンレディスオープンは18日、熊本県の熊本空港カントリークラブを舞台に開幕。米女子ツアーを主戦場とし、今季国内初参戦となるホステスプロの有村智恵をはじめ、6年連続賞金女王の実績を持つ不動裕理や元賞金女王で昨季まで米ツアーでプレーを続けていた上田桃子らの地元出身実力者たちがこぞって出場する。
その他にも、今季すでにヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップで優勝している一ノ瀬優希や、ツアー2勝の笠りつ子、初優勝を目指す青山加織、井芹美保子など総勢13人の熊本県出身者が参戦。大半の選手がジュニア時代から馴染みの深いコースで地元優勝を目論んでいる。
初日のラウンドで有村がともにプレーするのは、昨季賞金女王の森田理香子とディフェンディング・チャンピオンの佐伯三貴。昨季のツアー序盤戦をけん引した2人は今季、森田がすでに1勝を挙げ賞金ランク3位にいるのに対し、佐伯は故障もあって出場4試合中2試合で予選落ちと明暗を分けている。有村も2年目となる米ツアーで苦戦しており、いずれも復調のきっかけが欲しいところだ。また、森田も前週、予選落ちしており、こちらも勢いを取り戻そうとしているだけに、初日から激戦が繰り広げられるに違いない。
昨季賞金ランク2位の横峯さくらも約1か月ぶりに国内ツアーに戻って来る。今月初旬に出場した米ツアーのクラフト・ナビスコ選手権では日本勢最高位の59位タイに入ったが、満足はしていないはず。国内ツアーでも賞金ランク28位に甘んじているだけに、今季初勝利を虎視眈々と狙っている。
このほか、開幕戦V以来好調で賞金ランク首位を快走するO.サタヤ(タイ)、同ランク2位のアン・ソンジュ(韓)、前週ツアー初優勝を飾ったリ・エスド(韓)、飛距離を武器に先月同じくツアー初Vを手にした渡邉彩香ももちろん参戦。誰よりも早くシーズン2勝目を挙げようと燃えている。