マスターズ惜敗のJ.スピースに注目! 松山、石川も参戦
マスターズ史上最年少優勝にあと一歩のところまで迫ったジョーダン・スピース(米)が心機一転、次なる米男子ツアー競技、RBCヘリテイジ(現地時間17〜20日/サウスカロライナ州ハーバータウンGL)に挑む。
大一番の最終日を20歳8か月17日で迎えたスピースは、7番を終えた時点で後続と2打差の単独トップに立つなど、1997年にタイガー・ウッズ(米)が樹立した21歳3か月14日での大会最年少V記録を塗り替える勢いを見せていた。ところが、8番、9番の連続ボギーで後退すると、12番パー3でもティーショットが池につかまりボギーを叩くなど、オーガスタの魔女に翻弄されて結局2位タイフィニッシュ。
それでも、2位(タイ)の大会最年少記録を更新したばかりとあって、今大会では一番人気だ。13日に50歳になったばかりのデービス・ラブIII(米)、64歳のトム・ワトソン(米)という各世代のメジャーチャンピオンとプレーする予選ラウンドで改めてその力を見せつけるに違いない。
メジャー翌週だが、ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)の他、マスターズ5位タイのマット・クーチャー(米)、RBCヘリテイジを得意とするジム・フューリック(米)や、ザック・ジョンソン(米)、アーニー・エルス(南ア)、ハンター・メイハン(米)ら実力者が多く参戦する今大会。日本からは松山英樹、石川遼の2選手がエントリーしている。
特に石川にとっては仕切り直しの一戦だ。前週は5年連続で出場してきたマスターズを蚊帳の外から見守ることしか出来なかった。それでも苦戦を強いられたルーキーイヤーを経て精神的に強くなった石川。来年は世界ランク、そして念願のツアーVを果たしてオーガスタに乗り込むためにも、ここで軽やかな飛躍を感じさせるような第一歩を刻みたいところだ。
松山にもマスターズ予選落ちの悔しさを晴らすような活躍を見せて欲しい。