上原初Vへ、1差4位好発進！　韓国勢3人首位タイ

　上原彩子が米ツアー初優勝に向けて好スタートを切った。

　米女子ツアーのシーズン第8戦 LPGAロッテ選手権は現地時間16日、ハワイ州のコオリナGCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。上原は中盤に崩れたものの7バーディ、4ボギーの3アンダー69にスコアをまとめて、首位に並ぶ朴セリ、キム・ヒョージュ、リュウ・ソヨンの韓国トリオと1打差の単独4位につけた。

　日本ツアー通算3勝の上原だが米ツアールーキーイヤーの昨季は、16試合に出場してトップ10入りが1回だけと決して満足のいくシーズンとはいかず。満を持して臨んだ今季もキア・クラシックでの25位タイがベストフィニッシュ（全試合に出場中）と思うようなプレーが出来ずにいた。この日も中盤の7番＆8番、12番＆13番で連続ボギーを叩くなどスコアを崩したが、15番からの3連続バーディでリーダーボードを急浮上。絶好のポジションをゲットした。

　上原以外の日本勢は、野村敏京が1オーバー73の26位タイ、不振に苦しむ宮里藍も2オーバー74と耐えて40位タイに位置しており、このあたりはまだまだ十分上位も狙えそう。一方で宮里美香は13番パー5でダブルボギーを叩くなどこの日はバーディを引き寄せることが出来ず、5オーバー77の93位タイと大きく出遅れている。

　上位はトップ10のうち6つを韓国勢が独占。上位3人の他、2アンダー70の5位タイにはロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のインビー・パーク、同No.18のハナ・ジャン、アマチュアのイ・ソヨンが入った。ここ数年米ツアーを席巻している韓国勢だが、今季は7戦を終えてまだ優勝がないだけに今大会にかける想いは強そうだ。同順位には今季好調のミッシェル・ウィー（米）もつけている。