14年国内初戦に臨む石川 国内3連勝を狙う宮里と同組に!
石川遼が2014年国内初戦に臨む。
国内男子ツアーのつるやオープンゴルフトーナメントは24日、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースを舞台に開幕。注目は今大会から2週連続で国内ツアーに出場予定の石川だ。石川の国内参戦は昨年12月のカシオワールドオープンゴルフトーナメント以来となる。
つるやオープンは2年ぶりの出場だが、最高成績は2010年の11位タイと未だトップ10フィニッシュはない。しかし、米男子ツアーでの1年を経て石川自身も着実に成長している。今季は10月の開幕戦から出場を続け、早くも来季の出場権を確定。残念ながらマスターズの連続出場は途絶えたものの、1ストロークの重みを知った今の石川は強い。今週はその成長した姿をファンの前で見せて欲しい。
その石川と予選ラウンドで同組となったのが、今一番波に乗っている宮里優作だ。アマチュア時代は最強を誇り、鳴り物入りでプロ転向した宮里だが、期待が重圧となったのかなかなか結果を出せず辛い日々が続いた。だが、昨季最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップでプロ11年目にして涙のツアー初優勝。この1勝で気持ちが楽になったのか、前週の東建ホームメイトカップで“年またぎ”の国内連勝を果たし、覚醒した感がある。
昨季大会は、昨シーズン賞金王に輝いた松山英樹がプロ転向後2戦目にして早くも優勝を飾り、ツアー史上最速でプロ初Vを手にした。今大会には松山は参戦しないが、石川、松山世代の大堀裕次郎が日本ゴルフツアー機構(JGTO)の会長推薦枠で出場する。プロデビュー戦となった前週は3日目にスコアを落としたものの、予選ラウンドはトーナメントをリード。結局19位タイに終わったが、大物の片りんをのぞかせた。今大会で松山と並ぶプロ2戦目での勝利を目指す。
その他、選手会長2年目の池田勇太、小田孔明、片山晋呉らレギュラーツアーの主役たちに加え、昨年初日にエージシュートを達成した尾崎将司、青木功、尾崎直道らシニア世代も顔を揃える今大会。山の原で新たな伝説をつくるのは果たして誰か。