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2週連続Vに挑むM.ウィー 日本勢はダブル宮里ら4人が参戦

更新日:2014/04/24 12:05
2週連続Vに挑むM.ウィー 日本勢はダブル宮里ら4人が参戦
前週予選落ちの雪辱を期す藍。今季は良い結果を残せていないだけに、復調のきっかけをつかみたいところだ。(写真提供:Getty Images)

 

 ミッシェル・ウィー(米)が第二の故郷で2週連続優勝を狙っている。

 台湾女子プロゴルフ協会との共催で開催される米女子ツアーの新規大会、スインギング・スカートLPGAクラシックが現地時間24日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に開幕する。米本土で他国との共催で試合を行うのは同ツアー史上初めてのことだ。

 これまで台湾で行われていた大会が、米ツアーの1戦に“昇格”した格好だが、ウィーが今大会での勝利を心から望んでいるのにはわけがある。開催コースは、サンフランシスコ郊外のデイリーシティにあり、一昨年までウィーが在学していたスタンフォード大は、サンフランシスコからほど近いパロアルトにある。

 大会3日前には母校を訪ね、思い出に浸ったウィーは「ここはセカンドホームタウン(第二の故郷)だから」と、勝利への気持ちをより強くした。タイミングよく、高校時代まで過ごしたハワイで行われた先週のLPGAロッテ選手権で復活優勝を飾ったばかり。2連勝で一気にスーパースターとしての矜持を取り戻したいところだ。

 一方、シーズン初Vに向け気合が入るのがロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)。今季は意外にも未勝利だが、6試合に出て5試合でトップ10入りと安定度は抜群だ。「勝ってはいないけれど、去年より安定してると感じている。序盤戦はパットが少し安定していなかっただけ。ハワイからよくなったし(勝つのは)もうすぐだと思う」と自信満々で、ウィーの最大の敵になりそうだ。

 パークのライバルで、一時はNo.1の座を脅かしそうだったスーザン・ピーターセン(ノルウェー)も約1か月ぶりに参戦。腰痛でしばらく試合を離れていたが、晴れて戻ってきただけに、再びパーク追撃の態勢を整えている。

 台湾LPGAとの共催とあって、元ロレックスランクNo.1のヤニ・ツェン(台)をはじめ、多くの台湾勢も出場。前週予選落ちの雪辱を果たそうと燃える宮里藍、宮里美香の2人と、先週自己ベストの7位タイに入った野村敏京、初優勝を切望する上原彩子の4人が参戦する日本勢も、新規大会の初代優勝者として名を刻むべく、全力で挑む。

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