ノ・スンヨルが54ホールノーボギーで初Vに前進!
石川遼&松山英樹世代のノ・スンヨル(韓)が3日間ノーボギーの完璧なゴルフでトーナメントをリード。念願の米男子ツアー初優勝に一歩近づいた。
同ツアーのチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズは現地時間26日、ルイジアナ州のTPCルイジアナを舞台に第3ラウンドの競技を終了。バーディ合戦の様相を呈した第3ラウンド、前日のトーナメントリーダーのベン・マーティン(米)が足踏みする中、ノは終盤の3連続を含む7バーディを量産して7アンダー65をマーク。通算18アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。
石川&松山と同じ1991年生まれの22歳は昨年、スイング改造の影響などで調子を落としフェデックスカップのポイントランキングで160位に沈むスランプを経験した。しかし、今季は本来のショットのキレが戻り、すでに昨年の獲得賞金を上回るおよそ約46万ドル(約4,700万円)を稼ぎ、あと一歩で来季のシード権を確定させるところまで来ている。最終日もノーボギーで優勝すれば74年のリー・トレビノ(米)以来、40年ぶり72ホールノーボギーVの快挙。韓国の第一人者、崔京周が2002年に優勝を飾っている大会で、ノが尊敬する先輩の足跡を踏襲することが出来るか注目だ。
その他上位陣は、通算16アンダー単独2位にキーガン・ブラッドリー(米)、通算15アンダー単独3位にロバート・ストレブ(米)。前日トップのマーティンはバーディを1つしか奪えず(2ボギー)通算14アンダーで、ジェフ・オーバートン(米)、アンドリュー・サボボダ(米)と並ぶ4位タイに後退した。また、かつて世界ランキングトップ10に名を連ねていたポール・ケイシー(英)が8アンダー64と爆発し通算13アンダー7位タイに浮上している。
久々の上位に注目が集まる元世界ランクNo.1のデビッド・デュバル(米)は通算9アンダー20位タイ。