17歳L.コ、バースデーウィークV! 美香21位タイ 藍49位タイ
大会初日に17歳の誕生日を迎えたリディア・コ(ニュージーランド)が世界ランク3位のステイシー・ルイス(米)を逆転で下しバースデーウィークVを達成した。
台湾女子プロゴルフ協会との共催で行われた米女子ツアーの新規大会、スインギング・スカートLPGAクラシックは現地時間27日、カリフォルニア州のレイクマーセドGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ルイスに1打差の単独2位からスタートしたコが6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマーク。通算12アンダーまでスコアを伸ばし、ルイスに1打差をつけ、プロ転向後では初めてとなる米ツアー優勝を飾った。
最終ホールでバーディパットを沈めると笑顔で天を仰いだコ。期待の17歳が新規トーナメントで栄えある初代チャンピオンに輝いた。「1番ホールから緊張して、前半ボギーが先に出ましたけど、何とか耐えて後半のバーディ合戦に加わることが出来ました。父の前で勝つことが出来て本当に良かった」とツアー通算3勝目に感無量のコ。米タイム誌の“世界でもっとも影響力のある100人”にゴルファーではただひとり名を連ねた天才少女がこれからどこまで勝星を伸ばすか注目だ。
その他、通算10アンダー単独3位にジェニー・シン(韓)、通算6アンダー4位タイにインビー・パーク(韓)とリン・ベデル(デンマーク)、フォン・シャンシャン(中)が入っている。
日本勢は予選ラウンドを4位タイの好位置でクリアしながら前日崩れて後退した宮里美香が、我慢のゴルフでイーブンパー72にスコアをまとめ、通算2オーバー21位タイで終戦。順位的には満足のいくものではなかったが「少しずつゴルフが良くなっている。凄く充実した一週間だった」と手応えを滲ませた。
また野村敏京がイーグルあり、ダブルボギーありの浮き沈みの激しいゴルフながら1アンダー71をマークし通算2オーバーで美香と同じ21位タイでフィニッシュ。さらに宮里藍は4日目にして「やっとショットとパットが噛み合った形になった」と3バーディ、1ボギー、2アンダー70のラウンドに笑顔。「課題を上手く修正出来た。最終日にしっかり調子を上げられたのが良かった」と49位タイの成績にも納得の表情を見せた。
もうひとり上原彩子はダブルボギーを2つ叩き6オーバー78と崩れ通算15オーバー78位タイに終わると「ショットが酷かった。コースに全く歯が立たず苦しい4日間でした」と肩を落とした。
尚、ダブル宮里は再来週行われる国内女子ツアーの今季公式戦初戦、ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ(5月8〜11日/茨城県、茨城ゴルフ倶楽部 西コース)に出場予定。