松山好位置キープ! A.カブレラ首位堅守
難コース相手に松山英樹が善戦、好位置で3試合ぶりに予選を突破した。
米男子ツアーのウェルズ・ファーゴ選手権は現地時間2日、ノースカロライナ州のクエールハローCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日11ラウンドぶりの60台をマークして7位タイ発進を切った松山は、この日4バーディ、4ボギーとやや出入りの激しい内容ながらイーブンパー72にスコアをまとめ、通算3アンダー17位タイとまずまずのポジションをキープした。
前半はスコアを伸ばしたかった5番と7番のパー5でアンラッキーもあってボギーを叩く苦しい展開。しかし、後半は10番、15番の両パー5でしっかりバーディを奪って盛り返し、週末十分優勝を狙える位置を確保した。
500ヤードを超えるパー4や池&クリーク絡みの上がりホールなど、難易度の高いコースは「ショートゲームの善し悪しが鍵を握る」と本人。週末は長打力だけでなくアプローチ&パターの精度で勝負するつもりだ。
上位陣は、初日のトーナメントリーダー、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が3つスコアを伸ばして通算9アンダーでマーティン・フローレス(米)と並び首位タイ。1打差の単独3位にジャスティン・ローズ(英)が続き、通算7アンダー4位タイにJ.B.ホームズ(米)とショーン・ステファニー(米)。さらに通算6アンダー6位タイにマーティン・カイマー(独)とスチュワート・シンク(米)の両メジャーチャンピオンが名を連ねている。
一方、ビッグネームは苦戦。初日2位タイの好発進を切ったフィル・ミケルソン(米)が3つスコアを落とし、通算2アンダー30位タイに後退。ローリー・マキロイ(北アイルランド)も4オーバー76と崩れて通算1オーバーで52ランクダウンの59位タイ。カットラインぎりぎりで決勝ラウンドにコマを進めた。
ところでこの日は初日154位タイの最下位に沈んでいだブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)がコースレコードタイの10アンダー62の猛チャージ。通算2アンダー30位タイで劇的な予選突破を果たしている。