川村、欧州共催試合で3週連続予選突破 小林は自滅
海外武者修行中の20歳の川村昌弘が、カットラインぎりぎりながら3試合連続(2014年)で予選を突破。将来性の高さを見せつけた。
欧州、アジアン両ツアー共催のザ・チャンピオンシップ at ラグナナショナルは現地時間2日、シンガポールのラグナナショナルG&CCを舞台に日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。初日出遅れた川村は巻き返しを誓った第2ラウンド、前半から積極的に攻め7バーディを奪う猛攻を見せる。しかし後半に入って13番でダブルボギーを叩くなど攻めが裏目に出て2アンダー70止まり。それでも通算4アンダーで61位タイに順位を上げ滑り込みで3試合連続となる決勝ラウンド進出を決めた。
一方、日本オープンチャンピオンの小林正則は長打を生かしスコアを伸ばしたかったパー5で1つしかバーディを奪えず2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76の乱調。通算3オーバー136位タイの下位で決勝ラウンド進出を逃した。川村とは対照的にアジア3連戦すべて予選落ちと悔しい結果に終わっている。
上位は初日『63』と爆発した川村と同世代(21歳)のパヌポール・ピッタヤラット(タイ)が第2ラウンドも5バーディ、1ボギーの4アンダー68とスコアを伸ばし通算13アンダーで単独トップの座をキープ。1打差の2位タイに昨季アジアンツアーで賞金ランク2位に入ったスコット・ヘンド(豪)とデビッド・リプスキー(米)らがつけ、通算11アンダー5位タイにアンダース・ハンセン(デンマーク)、ペク・スクヒョン(韓)ら。
前週中国でツアー初優勝を挙げたアレックス・レヴィ(仏)は通算8アンダー15位タイ、ディフェンディング・チャンピオンのブレット・ランフォード(豪)が通算7アンダー24位タイにとどまっている。