日本勢明暗 野村&上原予選突破 有村は1打足りず
ともに出遅れた上原彩子と有村智恵だが、わずか1打が2人の明暗を分けた。
米女子ツアーのノース・テキサスLPGAシュートアウトは現地時間2日、テキサス州ラスコリナスCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日単独トップ発進の世界ランキング4位スーザン・ピーターセン(ノルウェー)がスコアを伸ばせず(イーブンパー71)、通算5アンダー6位タイに後退する中、この日8アンダー64と爆発したミーナ・リー(韓)が通算8アンダーでキャロライン・マッソン(独)と並びトップタイに浮上した。
またリーと同じ『64』の好スコアをマークした世界ランク3位ステイシー・ルイス(米)が通算7アンダーで初日の36位タイから3位タイにジャンプアップ。ツアー2勝目を狙うナタリー・ガルビス(米)もルイスと同じ3位タイにつけ7年ぶりのVチャンスを迎えている。
日本勢は初日19位タイ発進の野村敏京が10番までに5バーディ(1ボギー)の猛攻で上位戦線をにぎわすかと思われたが、後半3ボギーを叩いて初日と同じ1アンダー71で止まり。通算2アンダーはミッシェル・ウィー(米)らと並び22位タイへわずかながら順位を下げた。それでも首位の2人とは6打差。決勝ラウンド次第で十分上位を狙えるポジションだ。
一方、米ツアー本格参戦2年目の2人が明暗。上原は我慢のゴルフで2バーディ、2ボギーのイーブンパー71にスコアをまとめ、通算2アンダー63位タイはカットラインぎりぎりながら決勝ラウンド進出を決めた。
しかしクラフト・ナビスコ選手権以来の登場となった有村は4バーディを奪ったもののボギーを5つ叩き1オーバー72。通算3オーバーはカットラインにわずか1打足りず涙。今季5試合目にして4度目の予選落ちに終わっている。
尚、ダブル宮里は今大会に出場していない。