S.ルイス今季初V王手! 野村18位タイで最終日へ
世界ランキングNo.3ステイシー・ルイス(米)が今シーズン初優勝に向け首位タイに浮上する一方で、日本の次世代エース・野村敏京がじわりと順位を上げている。
米女子ツアーのノース・テキサスLPGAシュートアウトは現地時間3日、テキサス州ラスコリナスCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日7アンダー64の好スコアで3位タイに浮上したルイスがこの日も2つスコアを伸ばし通算9アンダー。ミーナ・リー(韓)とともに首位の座を分け合った。
前週も3日目を終えトップに立ちながら年下のリディア・コ(ニュージーランド)に逆転負けを喫したルイス。開幕前は“ビッグ3”の一角として連戦連勝が期待されたが、ここまで2位(タイを含む)が3回ありながらまだ優勝には手が届いていない。1打差の3位タイにはやはり今季未勝利の世界ランク4位スーザン・ピーターセン(ノルウェー)がつけており、最終日はエンジンがかかりつつあるビッグネーム同士の手に汗握る激戦が期待出来そうだ。
ピーターセンと同じ3位タイにジュリエッタ・グラナダ(パラグアイ)とドリ・カーター(米)がつけ、通算7アンダー6位タイにクリスティー・カー(米)ら。インビー・パーク(韓)は通算6アンダー13位タイ。レクシー・トンプソン(米)とミッシェル・ウィー(米)が通算5アンダー15位タイにつけている。
日本勢は野村が健闘。首位タイと6打差の22位タイからスタートしたルーキーは安定したショットにパットが噛み合い3バーディ、1ボギーの2アンダー69をマーク。通算4アンダーとし18位タイへ順位を上げた。野村のキャリアベストは先月のLPGAロッテ選手権でマークした7位タイ。明日の最終日、再びトップ10入りを目指し野村が疾走する。
対照的に上原彩子は3日目のカットに引っかかり最終ラウンドに進む権利を失った。この日の上原はバーディを1つも奪えず5ボギーを叩いて76の大崩れ。通算7オーバーは2度目のカットラインの通算イーブンパーに7ストローク足りず残念ながら3日目で姿を消すことになった。
尚、有村智恵は2日目終了時点で予選落ちを喫している。