川村64位タイ終戦、F.アギュラー劇的イーグルで逆転V!
欧州、アジアン両ツアー共催のザ・チャンピオンシップ at ラグナナショナルは現地時間4日、シンガポールのラグナナショナルG&CCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、日本勢で唯一予選を突破した川村昌弘は64位タイで4日間の競技を終えた。
同ツアー3連戦に挑んだ20歳は最終日4バーディ、2ボギーの2アンダー70にスコアをまとめたものの、前日の乱調(3オーバー75)が響き通算3アンダー64位タイで終戦。3連戦すべてで予選を突破したのは貴重な経験になったが、結果的に初戦のメイバンク・マレーシアン・オープンでの13位タイが最高で以降尻すぼみの成績に終わってしまった。
優勝は7位タイからスタートし、サンデーバック9に1イーグル、6バーディを奪って10アンダー62と爆発したフェリペ・アギュラー(チリ)で通算22アンダー。終盤まで混戦が続いたが、最終18番でセカンドショットを直接カップに沈め劇的なイーグルフィニッシュで逆転Vを達成している。
「18番は距離が微妙でクラブ選択に迷ったけれど、アドレナリンが出ていたので(短い方の)ピッチングウェッジを持って思いきり打ったら入ってくれた。後半8アンダーで回って逆転出来たのは本当に特別な出来事。昨日の後半に崩れて意気消沈してまさかこうして優勝出来るとは思ってもいなかった」と感無量の表情でトロフィを掲げた。
1打差の2位タイに5年ぶりのツアー通算4勝目を狙ったアンダース・ハンセン(デンマーク)とデビッド・リプスキー(米)が入り、通算19アンダー単独4位にラーフル・ガンジー(インド)。通算18アンダー単独5位にクリス・ウッド(英)が食い込んだが、一時優勝戦線を賑わしたスコット・ヘンド(豪)は通算11アンダー24位タイに終わった。
尚、小林正則は予選で姿を消している。