松山、スタートホールに泣き35位タイ「悔しい」
松山英樹のサンデーチャージはならなかった。
第114回 全米オープンは現地時間15日、ノースカロライナ州のパインハーストNo.2を舞台に最終ラウンドの競技を終了。23位タイからスタートした松山は1バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの4オーバー74と崩れ、通算8オーバー35位タイで4日間の競技を終了した。
スターティングホールの1番パー4でこの日のトーンが決まってしまった。ティーショット、セカンドショットは「悪くなかった」と松山は言うが、2オンならずグリーンの右、ショートサイドに外すと、そこからのアプローチが寄らずグリーンの傾斜に押し戻され、足下近くまで戻ってきてしまうまさかの展開。
4打目はパターに持ち替えピンに寄せようと試みたが、それが再び傾斜を転がり落ちて戻り5打目でやっとグリーンに乗せ1パットのダブルボギー。出だしでつまずいた松山は2番、8番でもボギーを叩き前半4オーバー、1ラウンド通してバーディを1つしか奪えず、上位浮上はならなかった。
「(1番ホールの最初の)アプローチは良い感じで打ったんですけど……。ほんの少しの差が大きな差になってしまった」とラウンド後、コースの難しさを口にした松山。「グリーンを外れるのは当然なんですけれど、そこから攻めてぎりぎりのところを狙えるかどうか。攻められれば良いけれど(今日は)自信がなくてビビりながら打ったのが良くなかった」と反省の弁を語った。
2週間前のザ・メモリアル・トーナメントで米男子ツアー初優勝を飾り、絶好調で臨んだつもりのメジャー第2戦は「初日、2日目は何とかごまかせたけれど、少しズレがあったのかもしれない」。6位タイ→14位タイ→23位タイ→35位タイと日を追うごとに右肩下がりに順位を下げると、思わず「悔しいですね」とため息をついた。
残りのメジャーに向けては『縦の距離感』を課題に挙げ、目標である“メジャー獲り”に挑むつもりだ。