K.ストリールマン快挙! 上がり7連続バーディで大逆転V
混戦模様を呈した最終日、最後の最後で大どんでん返しが待っていた。
大勢のギャラリーが集まることで知られる米男子ツアーのトラベラーズ選手権は現地時間22日、コネチカット州TPCリバー・ハイランズを舞台に最終ラウンドの競技を終了。セルヒオ・ガルシア(スペイン)、崔京周(韓)、アーロン・バデリー(豪)が三つ巴のシーソーゲームで優勝争いをリードする中、この日7位タイからスタートしたケビン・ストリールマン(米)が突如猛チャージ。12番から上がり7ホール連続バーディを奪って(6アンダー64)一気に通算15アンダーまでスコアを伸ばし1打差の勝利をものにした。
終盤7連続バーディの応酬にはさすがのガルシアやベテランの崔もかなわなかった。当のストリールマンは「こういう日はたまにあるもの。(パットを)外す気がしなかった」と怒濤のバーディラッシュを振り返る。
宮里藍も師事するメンタルコーチ、ピア・ニールソン&リン・マリオット両女史の指導の元「すべてのホールでバーディを奪いスコア『54』を目指す」=『54ビジョン』の教えを実践してきたストリールマン。究極の目標18連続バーディはならなかったが、上がり7連続バーディでの優勝はツアー史上初の快挙。藍の兄弟子が物凄いことをやってのけた。
結局ガルシアと崔が1打差の2位タイに終わり、バデリーは2打差の単独4位。その他、通算12アンダー5位タイに前日のトーナメントリーダー、ライアン・ムーア(米)とブレンダン・スティール(米)の2人が入っている。
またこの日5アンダー65をマークしたジェイソン・デイ(豪)が通算9アンダー18位タイまで順位を上げたが、バッバ・ワトソン(米)は通算6アンダー31位タイにとどまった。
尚、石川遼、今田竜二は予選落ちに終わっている。