藍が26位タイ浮上!「ゴルフが充実してきている」
米女子ツアーのポートランド・クラシックは現地時間29日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCで第2ラウンドを行い、単独トップで出たキム・インキョン(韓)が5アンダー67をマークし通算12アンダーで首位をキープした。5人がプレーした日本勢は、77位タイスタートの宮里藍が、5アンダー67で回り通算4アンダーで26位タイに浮上している。
初日に快調なプレーを見せたキムは、この日インスタート。10番で幸先良くバーディを奪うと、12番でもバーディ。13番でボギーを叩いたが、14番、15番をバーディとし前半を折り返した。後半は1番をバーディとすると2番でボギー。しかし直後の3番でバウンスバックすると、7番もバーディとし5アンダー67でホールアウトした。
これでキムは、2位タイのカルロタ・シガンダ(スペイン)、ローラ・ディアズ(米)、M.J.ハー(韓)と3打差。今季は不調が続くが2010年以来のツアー通算4勝目に向け絶好の位置を守っている。
日本勢は藍が、7バーディ、2ボギーの5アンダー67でラウンドし通算4アンダー。前日の77位タイから50人を抜き去り26位タイまで順位を上げた。5番から8番まで(この日はインスタート)は4連続バーディを奪取。バーディチャンスを次々に沈めた他、8番パー3ではチップインバーディを奪うなど、ショートゲームに冴えを見せ「パットのフィーリングが良い」と笑顔を見せた。
前週のカナディアン・パシフィック女子オープンでは、55位タイに終わったものの2日目には67をマークするなど復調の気配を見せている。そしてこの日も5アンダーと好スコアを記録。「ゴルフが充実してきている」。厳しいプレーが続いている藍に、ようやく明るい表情が戻ってきた。
その他の日本勢は、宮里美香が通算1アンダー47位タイ、上原彩子が通算イーブンパーの56位タイで予選を突破。しかし、野村敏京と有村智恵はともに通算2オーバーとカットラインに1打足りず、決勝ラウンド進出を逃した。