15歳新垣が優勝圏内キープ 申と4打差の4位タイで最終日へ
30日、国内女子ツアーのニトリレディスゴルフトーナメント(北海道、恵庭カントリー倶楽部)は第2ラウンドの競技を終了。前日トップの申ジエ(韓)が1アンダー71で回り、通算6アンダーで首位の座を堅守。6月のニチレイレディス、今月のmeiji カップに次ぐ、今季3勝目に王手をかけた。2打差の2位タイには、昨季ステップ・アップ・ツアー2勝の西山ゆかりと藤田幸希が続いている。
注目の15歳がこの日も躍動した。1番スタートの新垣比菜(興南高1年)は、出だしの3ホールで2バーディを奪う絶好の立ち上がり。その後は「ティーショットが曲がって大変だった」と振り返った通りフェアウェイをとらえられず、4番と7番でボギーを叩いてスコアを落としたが、8番以降は立て直すと残りのホールをすべてパーに収め、イーブンパー72でフィニッシュ。通算2アンダーをキープし、申に4打差の4位タイと優勝圏内に踏みとどまった。
「前半のバーディ2つが良かった。パットをしっかり入れることができた」と好調の要因にパッティングを挙げた新垣。目標は10位内に入ることだが、「明日はアンダーで回れるように頑張りたい」とクリッとした瞳を輝かせながら、控えめな意気込みを語った。
新垣と同じ4位タイには、賞金ランクトップのイ・ボミ(韓)、穴井詩、笠りつ子の3人。中でも穴井は、昨季大会で2日目までトップを走っていたものの最終日に失速。アン・ソンジュ(韓)に逆転を許しており、今年はそのリベンジを誓っている。
その他、横峯さくらが通算3オーバー27位タイ、前週Vの上田桃子は通算4オーバー39位タイ、昨季女王の森田理香子もカットラインギリギリの通算7オーバー54位タイでホールアウト。アンダーパーがわずか8人と各選手が難コース・恵庭に苦しむ中で、なんとか決勝ラウンド進出を果たしている。