ビッグボーナスの行方は? R.マキロイが年間王者獲得に挑む!
現地時間11日、ジョージア州のイースト・レイクGCを舞台に米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権が開幕する。今年はタイガー・ウッズ(米)がケガに苦しんでシリーズの出場権を逃し、フィル・ミケルソン(米)も第3戦 BMW選手権で脱落。ツアーをけん引してきた両輪がどちらも出場しないのは、1992年大会以来初めてとなった。
主役不在の今大会でファンから熱い視線が注がれているのが、現在世界ランクNo.1の座に君臨するローリー・マキロイ(北アイルランド)だ。今季は7月の全英オープンを制すると、WGC-ブリヂストン招待、全米プロゴルフ選手権とメジャー2勝を含む3連勝と爆発した。プレーオフシリーズではあと一歩優勝に手が届いていないため、フェデックスポイント・ランキングでは1位クリス・カーク(米)、2位ビリー・ホースヘル(米)、3位バッバ・ワトソン(米)に次ぐ、4位に甘んじているものの、ここで優勝すれば文句なしで年間王者を獲得できる。
「レギュラーシーズンが終わった後、ボクの焦点はすべてフェデックスカップの獲得にあった。勝利の二文字以外は失望でしかない」と大会前の会見で言い切ったマキロイ。ツアー選手権を制してタイガー&ミケルソン時代に終止符なるか、注目したい。
一方、“ストップ・ザ・マキロイ”を掲げているのは、2010年の年間王者ジム・フューリック(米)や同世代のライバル、リッキー・ファウラー(米)、ジョーダン・スピース(米)、日本勢唯一出場の松山英樹らだ。出場する全員が年間王者のチャンスがあるだけに、マキロイも「28人のビーストたち」と警笛を鳴らしている。
フェデックスシリーズ最終戦を制するのは果たして誰か? ビッグボーナス(1,000万ドル/約11億円)の行方も気になるところだ。