松山20位タイ、ポイントランク上位2人が首位タイ発進
現地時間11日、米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権の第1ラウンドがジョージア州のイースト・レイクGCを舞台に行われ、日本の松山英樹は1オーバー71で20位タイからのスタートとなった。クリス・カーク(米)とビリー・ホースヘル(米)が4アンダー66で首位を分け合っている。
大逆転での1,000万ドル(約10億7,000万円)獲得を狙う松山は、4番でボギーが先行するも、8番バーディの後の9番でイーグル奪取。前半を2アンダーで折り返した。しかし後半に入ると10番、13番でボギー。15番でバーディを獲り返したが、16番、17番を連続ボギーとして後退。1イーグル、2バーディ、5ボギーでオーバーパーからの滑り出しとなり、「良いところもあれば悪いところもあった。もう少し行けたかなという感じ」と振り返っていた。
初日はフェアウェイキープ率42.86%とショットが安定しなかった他、パッティングのスコアに対する貢献度を示すストロークス・ゲインド・パッティングは-2.138で27位。課題となっていたティーショットとパッティングに苦しみ、本人も「ティーショットとパットが課題」と口にしていた。
そんな中、フェデックスカップ・ポイントランキング1位のカークと2位のホースヘルがトップとなった。ホースヘルは9番で初のバーディを奪うと、後半は3バーディを奪取し4アンダー66で回った。プレーオフ第2戦のドイツ銀行選手権で2位タイ、そして第3戦のBMW選手権で優勝と、この2戦で一気にプレーオフの主役に浮上しているが、この大会に入っても勢いは衰えていないようだ。
一方のカークも4バーディ、ノーボギーと安定したゴルフで4アンダー66でプレー。ドイツ銀行選手権で優勝し、ポイントランク1位とフェデックスカップ王者に一番近い位置にいるが、その通りの首位タイ発進。ホースヘル同様に好調を持続しており、2日目以降も目の離せない存在となった。
その他上位陣は、パトリック・リード(米)、ジェイソン・デイ(豪)、ジム・フューリック(米)、バッバ・ワトソン(米)が3アンダー67で3位タイ。また、大会前に「勝利の二文字以外は失望」と語っていたローリー・マキロイ(北アイルランド)は、1アンダー69で11位タイにつけている。