B.ホースヘルが年間王座獲得! 松山は単独22位
米男子ツアーのプレーオフシリーズ最終戦 ツアー選手権は現地時間14日、ジョージア州のイースト・レイクGCを舞台に最終ラウンドの競技を行い、首位タイで出たビリー・ホースヘル(米)が2アンダー68で回り通算11アンダーで優勝。フェデックスカップ年間王者に輝き優勝賞金の他、1,000万ドル(約10億7,000万円)のボーナスを獲得した。松山英樹は通算6オーバーで単独22位タイに終わった。
ドイツ銀行選手権以降、絶好調のホースヘルが初の栄冠に輝いた。この日は4番で初のバーディを奪うと続く5番でもバーディ。折り返しての10番でボギーを叩いたが、15番のパー5を再びバーディとした。1打差で迎えた16番パー4ではティーショットを右のラフに入れ、約10メートルのパーパットを残すピンチに陥ったが、これを決めてパーセーブ。勝負所でスコアを落とさずにそのまま逃げ切った。
プレーオフ初戦のザ・バークレイズでは予選落ちを喫したが、ドイツ銀行選手権2位タイの後はBMW選手権、そしてツアー選手権と連続優勝。プレーオフの活躍で一気にトッププレーヤーの仲間入りを果たした。
日本の松山英樹は3番でダブルボギーを叩く苦しいスタート。6番もボギーとすると9番でバーディを奪い前半を2オーバーで折り返した。後半は12番ボギーの後の14番でバーディ。終盤の盛り返しが期待されたが、16番でもボギーを叩き3オーバー73で通算6オーバー単独22位でシーズン最終戦を終えた。
不調だったパッティングが最後まで復調せず、この4日間平均のストロークス・ゲインド・パッティングは-2.001で28位タイ。この日も3番のダブルボギーと6番のボギーは3パットによるものとなっており、グリーン上でのプレーでスコアを落とした。フェデックスカップのポイントランキングは大会前と変わらず28位。ルーキーシーズンでいきなり初優勝するなど大活躍のシーズンとなったが、来季はさらなる飛躍が期待される。
上位は通算8アンダー2位タイにジム・フューリック(米)とローリー・マキロイ(北アイルランド)、通算7アンダー4位タイにクリス・カーク(米)、ジャスティン・ローズ(英)、ジェイソン・デイ(豪)が入っている。