P.レトとM.J.ハーが首位争い! 上原は7位タイ浮上
米女子ツアーのヨコハマタイヤLPGAクラシックは現地時間20日、アラバマ州のRTJゴルフトレイル・キャピトル・ヒル・セネターCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。単独首位で出たルーキーのポーラ・レト(南ア)と、3打差単独2位でスタートしたM.J.ハー(韓)が通算15アンダーでトップに並んだ。
ルーキーのレトがツアー初勝利に王手をかけた。この日はイーブンパーで迎えた7番でダブルボギーを叩いたが、8番、9番で連続バーディを記録。後半に入ると11番をボギーとし、このホールをバーディとした同組のハーに通算12アンダーで並ばれた。しかし、ここから盛り返したレトはハーとデッドヒートを展開。その後3つのバーディを重ね、2アンダー70をマークしてトップの座を死守している。
レトはポートランド・クラシックで9位タイに入ったものの、ここまで上位でプレーしたことが殆どない。しかし、ムービングデーのこの日も崩れることなく堂々としたプレーを披露。最終18番では先にハーにパーセーブされ微妙な距離のパーパットを残したが、これをしっかり沈め勝負強さも見せた。
一方のハーは1アンダーで折り返すと、後半は4つのバーディを量産し5アンダー67をマーク。前週のエビアン選手権では3位タイに入り調子を上げているが、勢いをそのままキープして2009年セーフウェイ・クラシック以来となるツアー2勝目を射程に捉えた。
その他、世界ランキングNo.1のステイシー・ルイス(米)は2アンダー70で回り、この日のベストスコア「65」を記録したクリス・タムリス(米)と並ぶ通算11アンダー3位タイ。日本勢は上原彩子が通算7アンダー7位タイ、宮里藍は通算6アンダー12位タイ、宮里美香は通算4アンダー20位タイ、野村敏京は通算2アンダーで33位タイにつけている。