初日の組み合わせが決定! キーマン封じには米最年少ペアが
大会前日、2年に1度の名誉をかけた欧米決戦の行方を占う初日の組み合わせが決まった。
現地時間26日開幕のライダーカップ(スコットランド、グレンイーグルス)は、初日の午前中に行われるフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)で幕を開ける。その日の午後は1つのボールを2人が交互にプレーするフォーサム、2日目も午前中にフォーボール、午後にフォーサムが行われ、最終日には各チームの12プレーヤー同士がマッチプレー形式のシングルス戦で激突。最初のフォーボールはチームに勢いをつけるという意味でも大切な戦いとなる。
チームメイトに先駆けてプレーする第1マッチは、バッバ・ワトソン&ウェブ・シンプソンと、ジャスティン・ローズ(英)&ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が対戦。第2マッチではリッキー・ファウラー&ジミー・ウォーカーと、トーマス・ビヨーン(デンマーク)&マーティン・カイマー(独)が激突する。
予想外だったのは、米国チーム第3マッチに登場する21歳ジョーダン・スピース&24歳パトリック・リードのライダーカップ初参戦組だ。2人は同大会米国チーム史上最年少ペアとなる。前者はマット・クーチャー、後者はジム・フューリックといった経験豊かなプレーヤーと組むことが予想されていたが、トム・ワトソン主将はこのルーキー組にかけたようだ。しかも相手はキーマンとして名前を挙げていたイアン・ポルター(英)とスティーブン・ギャラハー(スコットランド)。「いつだって相手の重要人物を倒したときは、こちらのチームに勢いがつく」とは大会前に語った主将の言葉。果たして若い力でキーマン封じとなるか。
最終組ではフィル・ミケルソン&キーガン・ブラッドリーと、ローリー・マキロイ(北アイルランド)&セルヒオ・ガルシア(スペイン)の両チームエース同士がマッチアップすることとなった。先手を取るのは米国か、それとも欧州か。世界中が手に汗握る戦いの幕が間もなく上がる。