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注目選手振り返りと展望 〜松山英樹〜 Part1

2015/01/01 11:35
注目選手振り返りと展望 〜松山英樹〜 Part1
ルーキーにして米ツアー初優勝を遂げた松山。(写真提供:Getty Images)

 

 昨シーズンから戦いの場を米国に移した松山英樹には、大きな期待と注目がかけられていたことは言うまでもない。しかし、2013年にルーキーながら国内ツアーで賞金王を含め、9部門でトップに立ったこの男は、その期待を見事に超えていった。

 米ツアー日程の改革元年となった昨季、2013年10月に行われた開幕戦 フライズ・ドットコム・オープンでいきなり優勝争いに絡む3位タイに入ると、2月のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンでは2打差の4位タイ。トップ選手が参戦していないことを抜きにしても、その実力を遺憾なく発揮していった。

 そして、歓喜の瞬間が訪れたのは6月のザ・メモリアル・トーナメントだった。初日こそ21位タイとやや出遅れたものの、その後は安定したスコアを2日連続で続け、単独3位で迎えた最終日。バーディが必要な最終18番で、ピンから1.5メートルにピタリと寄せるスーパーショットを見せ、ケビン・ナ(米)とのプレーオフに突入する。

 プレーオフ前の18番でドライバーが折れてしまい、ドライバーなしでプレーオフを戦うアクシデントにも見舞われたが、1ホール目でパーをキープした松山に対し、ナが3打目でもグリーンに乗せることができず、2008年の今田竜二以来6年ぶり4人目となる日本人優勝を果たした。

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