石川、15年初戦は予選落ち　カットラインに2打及ばず

　米男子ツアーのヒューマナ・チャレンジが現地時間24日、カリフォルニア州のPGAウエスト・パーマーC（PP）、PGAウエスト・ニクラウスC（NP）、ラキンタCC（LQ）の3会場で第3ラウンドを終了。日本勢で唯一の出場となっている石川遼は、通算6アンダーまでスコアを伸ばしたものの、85位タイと順位を落とし予選落ちとなった。

　75位タイからスタートした石川は、PGAウエスト・ニクラウスCでプレー。予選通過のためにもスコアを伸ばしたいところだったが、スタートホールとなった1番のティーショットを右に大きく外してしまい、いきなりダブルボギーを喫してしまう。それでも、4番から連続バーディを奪い、前半を1アンダーで折り返すと、12番、16番、17番でもスコアを伸ばし、決勝ラウンド進出に望みを残す。

　しかし、最終18番パー4で第3打をピンそばに寄せたものの、パーパットを外して一歩後退。結局、5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの2アンダー70でホールアウトし、通算6アンダー85位タイでカットラインに2打及ばず、最終日にコマを進めることはできなかった。

　一方の優勝争いは、エリク・コンプトン（米／NP）、ビル・ハース（米／NP）、ジャスティン・トーマス（米／PP）、マイケル・パットナム（米／LQ）の4人が通算17アンダーでリーダーボードのトップを分け合う混戦模様に。また、1打差の5位タイには、この日首位からスタートしたマット・クーチャー（米／PP)ら4人が並び、通算14アンダーの9位タイには、連覇を狙うパトリック・リード（米／PP）ら7人がつけた。3打差の中に15選手がひしめく展開となり、プロのみでのラウンドとなる最終日の熾烈なバーディ合戦に注目が集まる。

　また、昨季年間王者のビリー・ホーシェル（米／PP）は通算13アンダーで16位タイ。フィル・ミケルソン（米／PP）は、4アンダー68の通算11アンダーで34位タイに順位を上げている。