タイガー、悪夢の「82」 会見には「罰金を受けないために…」
更新日:2015/01/31 11:48
掲載日:2015/01/31 11:45
米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンが現地時間30日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に順延となった第1ラウンドの残りと第2ラウンドの競技を行ったが、2日連続の日没サスペンデッドが決定。そんな中、タイガー・ウッズ(米)がキャリアワーストの「82」を叩き、通算13オーバーの暫定最下位で大会を去ることが決定的となった。
悪夢のような一日となってしまった。タイガーは、フロントナインの14番でダブルボギー、15番でトリプルボギーを叩くなど、スコアを8つ落としてハーフターン。後半も4番パー3でティーショットをグリーン奥へ外すと、折り返しの第2打もオーバーしてバンカーへ入れてしまい、3オン、2パットのダブルボギー。その後も3つのボギーを喫し、2バーディ、5ボギー、2ダブルボギー、1トリプルボギーの11オーバー82。最終ホールを終えたタイガーの表情は、雨が降りしきるこの日の天候と同様に暗く、インタビューゾーンに現れたタイガーは「罰金を受けないためにここに来た」と、今週日曜日に開催されるナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスーパーボウルに出場する選手が発した“話題のジョーク”を真似するのが精一杯だった。
2日間を通じ、ショートゲームでの不安定さが顕著に出てしまったタイガー。「(ショットに対して)自信を失っているわけではない。誰でにもこういう日はある。自分の場合は、不幸にもトーナメントで出てしまっただけさ」と前向きな姿勢を示した。翌週には、8度の優勝を記録しているトリーパインズGCで開催されるファーマーズ・インシュランス・オープンが控えている。得意なコースでのプレーで、復活の兆しをつかむことができるだろうか。