松山、暫定27位タイで決勝Rへ 石川は予選落ちが濃厚
米男子ツアーのウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンが現地時間30日、アリゾナ州のTPCスコッツデールを舞台に順延となった第1ラウンドの残りと第2ラウンドの競技を行ったものの、2日連続の日没サスペンデッドが決定。松山英樹が通算2アンダーの暫定27位タイとなり、決勝ラウンド進出が決定的となった。
第2ラウンドを29位タイからスタートした松山は、出だしの10番をボギーとすると、続く11番でもティーショットを池に入れてしまいダブルボギー。さらに14番でもスコアを落とし、前半を4オーバーで折り返す。それでもバックナインに入ると、2番で約10メートルのバーディパットを沈めるなど、1番から3連続バーディをマーク。さらに6番パー4ではフェアウェイ左からの第2打をピンそば60センチにつけてバーディ。終わってみれば4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー71のラウンドとなった。
一方、石川遼は立ち上がりの13番パー5で2オンに成功し、バーディを奪う幸先の良い滑り出しを見せたものの、18番をボギーとし、嫌な流れを残したままバックナインへと向かうことに。すると、4番パー3では約2メートル、最終9番では約3メートルのパーパットを決めきれず。1バーディ、3ボギーの2オーバー73で暫定78位タイに後退した。カットラインまでは1ストロークとなっているが、当落線上のほとんどの選手がホールアウトしているため、予選落ちが濃厚となっている。
暫定トップに立ったのは、ツアー通算4勝目を狙うマーティン・レアード(スコットランド)。前半で2つ、後半で4つのバーディを奪い、通算10アンダーまでスコアを伸ばした。2打差の暫定単独2位にはダニエル・バーガー(米)、通算7アンダーの暫定単独3位にはジャスティン・トーマス(米)がつけている。
世界ランク4位のバッバ・ワトソン(米)、ザック・ジョンソン(米)ら6人が通算6アンダーで暫定4位タイ。今大会で昨年8月以来のツアー復帰を果たしたタイガー・ウッズ(米)は、キャリアワーストとなる11オーバー82を叩き、通算13オーバーで出場132選手中暫定最下位に沈んでいる。