R.マキロイ、リードを広げて最終日へ 思い出の地で今季初勝利なるか
欧州ツアーのオメガ・ドバイ・デザート・クラシックは現地時間1月31日、UAEのエミレーツGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。節目となるツアー通算10勝目を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)がさらにリードを広げ、最終18ホールへ向かうこととなった。
マキロイは、スタートホールとなった1番からの5ホールで3つのバーディを奪うと、7番からは連続バーディをマークし、前半を5アンダーで折り返す。バックナインこそ、17番でのバーディ1つにとどまったが、2日連続でノーボギーのラウンドとなり、6アンダー66。3日間を通じてもわずか1つと抜群の安定感を見せており、通算20アンダーまでスコアを伸ばしている。
後続とのリードを4打差に広げた現世界ランクNo.1は「特にリーダーボードのトップに立っている時は、ボギーを叩かないことが重要だ。今日はもっと伸ばせたようにも思うけど、4ストローク差で最終日に向かうのは、優勝するのに絶好のポジションと言えるね」と、この日のプレーに満足気。それでも「明日も積極的にプレーして、できる限りバーディを奪いに行くよ」と優勝に向けて慢心は見られない。2015年最初の勝利を、プロ初勝利の地で挙げることはできるだろうか。
通算16アンダーの単独2位でマキロイを追いかけるのは、モルテン・マドセン(デンマーク)。さらに、通算14アンダーの単独3位にツアー23勝のリー・ウェストウッド(英)がつけている。トップと7打差の4位タイにはスティーブン・ギャラハー(スコットランド)ら4人が並んだ。
一方、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)はスコアを伸ばせず、通算12アンダーの8位タイに後退。ツアー11勝を誇るマーティン・カイマー(独)は、9番でのダブルボギーが響き、1オーバー73の通算7アンダーで34位タイとなっている。