L.ウェストウッドが連覇を狙う 川村は成長した姿を見せられるか?
欧州、アジア両ツアー共催のメイバンク・マレーシアン・オープンは現地時間5日、マレーシアのクアラルンプールG&CCを舞台に開幕。中東から戦いの場を移し、東南アジアで3連戦がスタートする。
優勝候補最右翼となるのは、連覇を狙うリー・ウェストウッド(英)。昨季大会では、初日から首位に立つと、4日間を通じてその座を明け渡さず。通算18アンダーまでスコアを伸ばし、2位以下に7ストローク差の圧勝を果たした。また、国内ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ3連覇など、これまで14個のタイトルをアジアで獲得しているウェストウッドは「昨年、7打差をつけて優勝できたことには満足している。数年前にタイで勝った時も、最初の2ラウンドで20アンダーをマークしたりと、素晴らしいゴルフができたんだ」と話すように、アジアでのプレーに自信を深めている。
しかし、その前にはベルント・ウィースバーガー(オーストリア)が立ちはだかる。現在、欧州ツアーにおいて最も好調なプレーヤーと言える29歳は、過去11試合のうち9試合でトップ16に入ると、前週までの“中東シリーズ”の3大会を全て6位タイ、3位、4位タイで終えた。また、昨季大会では2位タイに入っており、コースとの相性も良い。2012年以来3年ぶりとなるツアー3勝目へ、舞台は整った。
また、日本からは川村昌弘がエントリー。昨季大会では、多くの強豪選手がいる中で通算7アンダーの13位タイでフィニッシュ。トップ10に迫る活躍を見せ、自信を深めたことは間違いない。今大会ではさらに成長した姿を見せることができるだろうか。
その他にも、グラエム・マクドウェル(北アイルランド)、Y・E・ヤン(韓)、ニコラス・コルサーツ(ベルギー)など有力選手が多数出場し、大会を盛り上げる。