P.ミケルソン、タイガーの不調に「問題ない」
前週のウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープンで約5か月ぶりの復帰を果たしたものの、2日目にキャリアワーストとなる「82」を叩き、最下位での予選敗退を喫したタイガー・ウッズ(米)。大会後に発表された世界ランクでは56位となり、2011年以来となるトップ50から転落してしまった。
とりわけ、ショートゲームでの不安定さが目立ち、自信を失っているのではないかという声も多くあがっているが、ともに男子ゴルフ界をリードしてきたフィル・ミケルソン(米)は元世界ランクNo.1に関して、大きく心配はしていないようだ。
「長い間、プレーから離れていた時、最初に不安に感じ、最も早く感覚を取り戻すことができるのがショートゲームだと思うね。彼に問題があるようには感じていないよ」とミケルソンは話す。「これは自分も含めて、全てのプレーヤーに言えることだけど、ショットが上手くいかないときは、微調整をするんだ。そして、その調整ができれば、自信はすぐに戻ってくるものだよ」と、タイガーが現在抱えている問題は大きなものではないとの見解を示した。
また、昨シーズンはミケルソン自身も2003年以来となる優勝なしに終わった。「昨年は、自分もプレーに対する感覚がよくなかった。ショットの当たる感覚や、スピードも良くなかったんだ。でも、今はとてもいいよ。最終的な鍵となったのは、何度かラウンドしてみて、トーナメントでコースマネジメントを考え、適切にプレーをすることだ」と、自らを例を出し、タイガーには試合勘を取り戻すことが必要だと強調した。
今週は、過去8勝を誇るトリーパインズGC(カリフォルニア州)が舞台のファーマーズ・インシュランス・オープン(現地時間2月5〜8日)に出場。大会前に発表されたタイガーのオッズは50/1(51倍)と、プロ転向後最悪の数字となったが、慣れ親しんだコースで復活への手ごたえをつかむことができるだろうか。