小田、川村ともに順位を落とす S.ヘンドが優勝に王手
欧州&アジアン両ツアー共催のトゥルー・タイランド・クラシックは現地時間14日、タイのブラックマウンテンGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。川村昌弘と小田孔明の日本勢はともに順位を落とし、最終日での巻き返しをはかることとなった。
35位タイからスタートした川村は、出だしの5ホールで2バーディをマークしたものの、8番でボギーを叩いてしまい、前半は1アンダーで折り返す。後半は上位進出のために、スコアを伸ばしたいところだったが、イーブンパー。結局3バーディ、2ボギーの1アンダー71と伸び悩み、通算5アンダーで42位タイに後退した。
一方の小田は、立ち上がりの2番をボギーとすると、6番でバーディを奪い返した直後の7番でダブルボギー。後半もスコアを伸ばせない展開が続き、最終18番でバーディをマークしたが、2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの2オーバー74で通算1アンダーとスコアを落とした。順位も予選通過78選手中72位タイにまで沈み、上位進出は厳しい状況。それでも、目標とするマスターズ出場のために昨季国内ツアー賞金王は、最終18ホールでどこまでスコアを伸ばすことができるだろうか。
3日目を終え、通算15アンダーでトップに立ったのはスコット・ヘンド(豪)。前半を2アンダーで折り返すと、後半は13番でイーグルをマーク。最終18番で、この日唯一のボギーを叩いてしまったが、1イーグル、5バーディ、1ボギーの6アンダー66でラウンド。ツアー2勝目に王手をかけた。
その他上位には、トップと1打差の2位タイに前日首位のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)とトンチャイ・ジェイディ(タイ)。通算12アンダーの単独4位にキラデク・アフィバーンラト(タイ)がつけている。前週優勝のアニルバン・ラヒリ(インド)は、2アンダー70とスコアを伸ばし、通算5アンダーで42位タイとなっている。