美香が2戦連続のトップ20入り 優勝L.コの他10代選手が躍動
米女子ツアーのISPSハンダ・オーストラリアン女子オープンは現地時間22日、オーストラリアのザ・ロイヤル・メルボルンGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。3人が予選を通過した日本勢は、宮里美香が通算イーブンパー12位タイに入った他、宮里藍&上原彩子が通算9オーバー44位タイで4日間の競技を終えている。優勝は通算9アンダーのリディア・コ(ニュージーランド)で今季初勝利。
美香がトップ10にあと一歩と迫った。1番スタートのこの日は、4番までバーディとボギーが交互に来る展開が続いたが、6番&7番で連続バーディを奪い勢いに乗ると、9番もバーディで2アンダーで折り返し。後半は14番パー5でイーグル奪取に成功したものの、2ボギーを喫しスコアを伸ばすことが出来なかったが、今週初のアンダーパーとなる2アンダー71をマークして、日本勢トップで大会を終えた。
残念ながら2013年アーカンソー選手権(単独3位)以来、2年ぶりとなるトップ10フィニッシュとはならなかったが、これで前戦のピュアシルク・バハマLPGAクラシックに続き2戦連続のトップ20入り。徐々に好調時のプレーを取り戻してきており、タイに舞台を移して行われる次週参戦予定のホンダLPGAタイランド(2月26日〜3月1日/サイアムCC パタヤ・オールドC)での活躍も十分に期待出来そうだ。
大会を制したのは17歳のコ。同じく10代のアリヤ・ジュタヌガーン(タイ/19歳)と同組でスタートしたこの日は、1番でボギーを叩いたが、3番パー4でイーグルを引き寄せると、その後(2バーディ、1ボギー)は目立って崩れることなく、2アンダー71でホールアウト。追いすがるエイミー・ヤン(韓)を振り払い、初優勝の地オーストラリア(豪州女子ツアー)で米ツアー通算6勝目を達成した。
通算7アンダー単独2位にヤン。ルーキーVが期待されたジュタヌガーンは、初優勝のプレッシャーからか3つスコアを落とし、通算4アンダー単独3位でフィニッシュ。通算2アンダー4位タイにはシェラ・チョイ(韓)ら3人が入った。また、コ、ジュタヌガーンの他にも10代が活躍した今大会では、18歳のチャーリー・ハル(英)&イ・ミンジ(豪)が通算1アンダー7位タイでトップ10入りを果たしている。