後半失速も松山19位タイに浮上! 依然としてR.グーセンがトップ
米男子ツアーのノーザン・トラスト・オープンは現地時間21日、第2ラウンドの続きと第3ラウンドを実施。2日連続の順延となった今週のリビエラCC(カリフォルニア州)での戦いは、この日までに全選手が54ホールを回り終え、期待の松山英樹は1つスコアを伸ばして通算1アンダーで前日の暫定26位タイから19位タイに僅かながら順位を上げた。
第3ラウンド、アウトスタートの松山は、フロントナインで見事なラウンドを披露。出だしの1番でバーディを先行させると、3番、9番とバーディを重ねてみせた。後半序盤の11番でもさらに1つスコアを伸ばし、これでこの日4アンダー。好調のパッティングを武器に一時はトップ5を捉えるが、本当の試練はここからの3ホールに待っていた。
直後の12番ではセカンドショットを右のラフへ。アプローチショットも寄らずこの日初のボギーを喫すると、13番ボギーの後の14番では再び右のラフに入れて、まさかの3連続ボギー。結局この日は1アンダー70に終わった。前半と後半でまったく違った顔を見せた松山だが、パットには手ごたえを感じているようで、最終日の爆発を誓っている。
54ホールを終えて単独トップは、通算8アンダーのレティーフ・グーセン(南ア)。今週好調をキープしている元メジャー覇者の46歳は、8番で約10メートルのパットを沈めて、16番ではグリーン手前のラフとバンカーに挟まれたエリアからの難しいアプローチをチップインさせるなど、この日も数々の印象的な場面をつくって最上段をキープした。
以下上位陣は、通算6アンダー単独2位にグラハム・デラート(カナダ)。通算5アンダー3位タイに松山と同組で、この日のベストスコア「66」を記録したベ・サンムン(韓)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、J.B.ホームズ(米)。通算4アンダー7位タイには昨年の“ワンツー”バッバ・ワトソン(米)とダスティン・ジョンソン(米)がつけている。