WGC日本勢初制覇へ! 松山が優勝予想4位にランクイン
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、WGC-キャデラック選手権は現地時間5日、フロリダ州のトランプ・ナショナル・ドラルを舞台に開幕。世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)の他、2014-15シーズンWGC初戦を制したバッバ・ワトソン(米)や、ダスティン・ジョンソン(米)といった米欧の精鋭たちが、今年も通称『ブルーモンスター』に挑む。
そんな中でも注目は松山英樹のWGC日本勢初制覇なるか!? 昨年11月に優勝した国内ツアーのダンロップフェニックス後は、同大会を含む4戦でトップ4入り。現在トータル・ストローク・ゲインドの部門別で2位につける松山は、大会前に発表されたパワーランキング(優勝予想)で上記3選手に次ぐ4番手に予想された。昨年大会Vのパトリック・リード(米)が5番手なことを考えれば、その注目ぶりがうかがえる。
初日、2日目は、そのリードと、現時点で賞金&フェデックスポイントランキングトップのジミー・ウォーカー(米)とのペアリングに。これまで日本勢は松山を含め4人(青木功、丸山茂樹、今田竜二)が米ツアーVを果たしているが、WGCでの優勝は未だ実現していない。前週のザ・ホンダ・クラシックを見送り、今大会に照準を合わせてきた松山の快挙達成なるか? 今週も眠れぬ夜が続きそうだ。
また、日本勢は、松山の他にも、小田孔明、藤田寛之といった国内ツアーの歴代賞金王がエントリー。マスターズ(4月9〜12日/ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC)出場を睨む小田は現在世界ランキング70位、出場条件の50位以内は厳しい状況となっているが上位フィニッシュでなんとか出場権を確保したいところ。昨年来の左肩痛に苦しむ藤田は、久しぶりの実戦で肩の具合をチェックする予定だという。
その他にも、これが2015年初戦となるアダム・スコット(豪)や、ジェイソン・デイ(豪)、ジョーダン・スピース(米)、ジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)といった強豪選手が参戦予定。昨年大会前に、設計家ギル・ハンスによる大改修が行われ、14ホールに池が絡む、巨大モンスターにパワーアップしたトランプ・ナショナル・ドラルを制するのは果たして誰か!?