石川、初日は後半に巻き返し59位タイ　B.デービスが単独首位

　米男子ツアーのバルスパー選手権は現地時間12日、フロリダ州のインニスブルック・リゾート＆GCを舞台に開幕。日本勢で唯一の出場となった石川遼は、バックナインで巻き返し、イーブンパー71の59位タイで初日を終えた。

　石川は立ち上がりの1番パー5で2オンに成功すると、約4.2メートルのイーグルパットは決められなかったものの、バーディをマーク。しかし大会前に「ラフからだとグリーンを狙いにくい」と警戒していた通り、2番、7番のティーショットでフェアウェイを捉えられずボギー。さらに8番でもスコアを落とし、前半を2オーバーで折り返す。

　それでも、後半立ち上がりの10番からはドライバーショットで絶好の位置を確保し、連続バーディ奪ってスコアをイーブンに戻すと、16番からの難関ホール“スネークピット”をパーでしのいでホールアウト。第1ラウンドは3バーディ、3ボギーのラウンドとなった。

　6アンダー65で単独トップに立ったのはブライアン・デービス（英）。前半だけで難関18ホールを含む5つのバーディ奪うと、後半でも3バーディを奪い、8バーディー、2ボギー。未だに米ツアーでは優勝のない40歳だが、2日目以降もこのポジションをキープすることができるだろうか。トップと1打差の2位タイには、ショーン・オヘア（米）とリッキー・バーンズ（米）が並んでいる。

　世界ランクNo.3のヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が、4アンダー67で注目のルーキー、ジャスティン・トーマス（米）らと並び4位タイ。同ランク4位のアダム・スコット（豪）は石川と同じ59位タイ、パワーランキング（優勝予想）で1位に挙げられていたルーク・ドナルド（英）は1オーバー72の80位タイと出遅れている。