R.マキロイ“死の組”突破へ初戦は快勝 昨季覇者J.デイが敗れる波乱も

世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのWGC-キャデラック・マッチプレー選手権が現地時間29日、カリフォルニア州のTPCハーディング・パークを舞台に開幕。世界ランキングNo.1のローリー・マキロイ(北アイルランド)は、ジェイソン・ダフナー(米)相手に5アンド4と快勝し、白星発進となった。
マキロイは1番をバーディとした以外は、全てホールをパーとしたものの、ダフナーが5ボギーを喫して自滅。グループマッチ4人の世界ランクを足した数が一番少なくなった“死の組”突破に向けて、最高のスタートを切った。同グループのビリー・ホーシェル(米)とブラント・スネデカー(米)の戦いは、5アンド4でホーシェルが制している。
マスターズ王者のジョーダン・スピース(米)は、フィル・ミケルソン(米)の欠場により繰り上げ出場となったミッコ・イロネン(フィンランド)相手に終始リードを保ったまま、4アンド2で勝利。同組のリー・ウェストウッド(英)は、マット・エブリー(米)を1アップで退けている。
日本の松山英樹は、アレクサンダー・レヴィ(仏)に5アンド4で快勝。ケビン・ナ(米)とヨースト・ルーテン(オランダ)の戦いは、19ホールの末にルーテンが勝利している。
一方で、ディフェンディング・チャンピオンのジェイソン・デイ(豪)が、チャーリー・ホフマン(米)に4アンド3のアップセットを許し、黒星スタートとなる波乱も。同グループでの最大のライバルと見られるザック・ジョンソン(米)が、ブランデン・グレイス(南ア)に2アップで勝利したこともあり、決勝トーナメント進出に黄信号となっている。
前週のチューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオリンズを制し勢いに乗る、世界ランキング6位のジャスティン・ローズ(英)が同60位のマーク・リーシュマン(豪)に、世界ランキングNo.3のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が同65位のジョン・センデン(豪)に敗れる番狂わせも起きている。