I.パークが5打差圧勝で3連覇！　横峯は13位タイ

　米女子ツアーの今季メジャー第2戦、KPMG女子PGA選手権は現地時間14日にニューヨーク州ウエストチェスターCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンのインビー・パーク（韓）が通算19アンダーにスコアを伸ばし、アニカ・ソレンスタム（スウェーデン）以来となる大会3連覇を達成した。

　2打差の単独首位から出たパークは、前半を3アンダー（ノーボギー）でハーフターン。後半でもスコアを落とすことなく2バーディを重ね、5バーディ、ノーボギーの5アンダー68でホールアウト。2日目からノーボギーを続ける貫録の試合運びで、後続に5打差をつけてツアー15勝目（メジャー6勝目）を飾っている。パークはこの勝利により、今大会予選落ちのリディア・コ（ニュージーランド）をかわし、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1に返り咲いた。

　10位タイから出た横峯さくらは、2オーバーで迎えた後半10番から怒涛の3連続バーディを奪取。しかし、以降はスコアを伸ばし切れず、4バーディ、3ボギーの1アンダー72のラウンド。ステイシー・ルイス（米）、フォン・シャンシャン（中）らと並ぶ通算6アンダー13位タイとなり、今季最高位（8位タイ）更新とはならなかった。

　22位タイから出た宮里美香は、出だし1番からボギーが先行する苦しいラウンドで2バーディ、5ボギーの3オーバー76に終わり、ミッシェル・ウィー（米）らと並ぶ通算1オーバー41位タイ。40位タイからスタートした野村敏京は、2オーバー75で通算3オーバーにスコアを落とし、53位タイでのフィニッシュとなっている。

　トップと5打差の単独2位はキム・セイヨン（韓）。5番からの4連続バーディなどで一時通算15アンダーまで伸ばすも、9番でダブルボギーを叩くなど安定感を欠き、7バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの2アンダー71で最終日を終えた。以下、通算12アンダーの単独3位にレクシー・トンプソン（米）、通算11アンダー単独4位にブリタニー・リンシコム（米）と続き、さらに1打差の5位タイにモーガン・プレッセル（米）、ブルック・ヘンダーソン（米）が入った。