松山、「72」とスコア落とすも19位タイに「チャンスはある」
米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンが現地時間20日、ワシントン州のチャンバーズ・ベイを舞台に第3ラウンドの競技を終了。日本勢で唯一決勝ラウンド進出を果たした松山英樹は2オーバー72でラウンドし、通算3オーバー19位タイで最終日を迎えることとなった。
予選ラウンドを21位タイで通過した松山。この日は、アンダーパーがわずか6人と多くの選手がスコアメイクに苦しむセッティングだったが、立ち上がりの1番で約6メートルのバーディパットを沈める幸先の良いスタートを切る。「バーディよりも、ボギーを叩かないように」と前日に話していた通り、その後は8番までパープレーを続けていたが、前半最後の9番で3メートルのパーパットを決められずボギー。前半はイーブンパーで折り返す。
バックナインでは11番をボギーとすると、14番でダブルボギー。3オーバーまでスコアを落としたが、その後も粘りのプレーで耐えると最終18番パー5で2オンに成功し、約7.5メートルのイーグルパットは決まらなかったが、しっかりとバーディで締めて2バーディ、2ボギー、2ダブルボギーでホールアウト。前日に続く我慢のプレーで順位をわずかに上げて最終18ホールに向かうこととなった。
ホールアウト後、松山は8番で約2メートルのバーディチャンスをものにできなかったことを悔やみ「(この順位は)ちょっと残念な気持ちはあるが、良いところも出てきている。あとはどれだけミスを減らせるか」とコメント。トップタイグループとは7打差だが「上位も伸びていない。トータルでアンダーパーまで持っていければ、(優勝の)チャンスはあるかもしれない」と最終日の猛チャージを誓った。
通算4アンダーのトップタイには、ジョーダン・スピース(米)、ダスティン・ジョンソン(米)、ジェイソン・デイ(豪)、ブランデン・グレイス(南ア)が並んでいる。