石川、全英OP出場権をかけた戦いへ 優勝候補筆頭はB.スネデカー
米男子ツアーのトラベラーズ選手権が現地時間25日、コネチカット州TPCリバー・ハイランズを舞台に開幕を迎える。日本から唯一出場する石川遼は全米オープンでは予選落ちに終わったが、すぐに聖地セントアンドリュースで行われる翌月の全英オープンへの切符をかけた戦いへと切り替えなければならない。
予選を勝ち抜いて全米オープン出場資格を得た石川。今大会では、全英オープンへの席が4つ用意されており、12位タイに入った選手のうち、出場権を持たない選手上位4人に資格が与えられる。モチベーションも高いはずだ。コースは6,841ヤードとツアーでも2番目に距離が短く、全米オープンからはうって変わってバーディ合戦が繰り広げられるとみられる。確実にグリーンを捉え、パットを沈めることが勝利の条件となる。
ハードな全米オープンの翌週で、さらに西から東海岸へのタフな移動に関わらず、大会には多くのトッププレーヤーが集まる。辞退者が出なければ、全米オープンでトップ25に入った選手のうち10人が参戦予定。昨季、最終日に圧巻の上がり7ホール連続バーディで逆転したディフェンディングチャンピオンのケビン・ストリールマン(米)ももちろん出場する。
パワーランキングでは、全米オープン8位で、3大会連続トップ10入りをしているブラント・スネデカー(米)が一押し。以下、世界ランク5位で2010年王者のバッバ・ワトソン(米)、昨年準優勝のセルヒオ・ガルシア(スペイン)、そしてビリー・ホーシェル(米)と続く。
そのほか、パトリック・リード(米)、全米オープン2位タイのルイス・ウーストハウゼン(南ア)、同14位タイのトニー・フィナウ(米)も今大会に参戦。なお、石川はJ.J.ヘンリー(米)、エリク・コンプトン(米)と同組となっている。