石川が51位タイ発進 2打差の単独首位にB.ワトソン
米男子ツアーのトラベラーズ選手権が現地時間25日、コネチカット州TPCリバー・ハイランズを舞台に第1ラウンドの競技を終了。日本勢唯一の出場者である石川遼は、2アンダー68のラウンドで51位タイにつけた。
12位タイまでに入った選手のうち、全英オープン出場権を持たない選手上位4人にその出場資格が与えられる今大会。その枠に食い込みたい石川は前半、コース最難関の5番パー3でバンカーにつかまりボギーとするも、すぐさま6番でバーディを奪い返し、イーブンパーで前半を折り返す。後半も13番でボギーを喫する苦しい展開となったが、14番から連続バーディで持ち直すと、最終18番でも1つスコアを伸ばし、4バーディ、2ボギーでホールアウトしている。
8アンダー62で単独首位に立ったのは、パワーランキング(優勝予想)2位のバッバ・ワトソン(米)。2010年の今大会で悲願のツアー初優勝を挙げたワトソンは、前半で1度もスコアを落とさず4アンダーまでスコアを伸ばすと、バックナインでは16番でこの日唯一のボギーを叩いたものの、前半を上回る5バーディを記録し、9バーディ、1ボギーのラウンドで後続に2打差をつける好スタートを切った。
6アンダー64の2位タイにはキーガン・ブラッドリー(米)、ハリス・イングリッシュ(米)ら5人が並び、5アンダー65の7位タイにはツアー11勝のザック・ジョンソン(米)ら8人が続いた。元世界ランキングNo.1のアーニー・エルス(南ア)は、4アンダー66でパドレイ・ハリントン(アイルランド)らと並ぶ15位タイ。ビリー・ホーシェル(米)は3アンダー67でセルヒオ・ガルシア(スペイン)、パトリック・リード(米)、ブランデン・グレイス(南ア)らとともに27位タイに入っている。
そのほか、今季1勝のスティーブ・ボウディッチ(豪)とルーク・ドナルド(英)も2アンダー68で石川と同じ51位タイ。優勝予想1位のブラント・スネデカー(米)も5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーのラウンドで同じく51位タイからのスタートとなっている。