初日は順延 日本勢トップに大山&鈴木 横峯は暫定33位タイ
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンが現地時間9日、ペンシルベニア州のランカスターCCを舞台に第1ラウンドの競技を行ったが、悪天候によりサスペンデッドとなった。18ホールを終えた大山志保と鈴木愛はイーブンパー70で日本勢トップの暫定18位タイに入っている。
今大会には日本勢13名のうち国内組からは8名が出場。この日アウトスタートの大山は、8番からの連続ボギーなどでノーバーディ、3ボギーと嫌な流れのまま前半を折り返す。それでも、後半の立ち上がり11番から3ホールで2バーディを奪うと、最終18番でこの日3つ目のバーディを獲って3バーディ、3ボギーでのホールアウトとなった。
同じくアウトスタートの鈴木は後半11番のバーディで一時2アンダーまで伸ばすも、そこから14番でダブルボギーを叩くなど出入りの激しいゴルフを展開。最終的に5バーディ、3ボギー、1ダブルボギーのラウンドで後半の失速が響く形となった。
18ホールを終えた横峯さくら、上原彩子、菊地絵理香、穴井詩、森田遥の5人は1オーバー71で暫定33位タイ。昨季大会で日本勢トップの7位タイに入った横峯は、前半11番からボギー先行と苦しい立ち上がりも直後の12番から連続バーディをマーク。14番で1つスコアを落としてイーブンパーでの折り返し後、後半は1バーディ、2ボギーで一歩後退となり、3バーディ、4ボギーのラウンドとなった。
その他の日本勢は葭葉ルミが12ホール終了時点で2オーバー暫定62位。日本人史上最年少の14歳で今大会出場となったアマチュア山口すず夏(鵜野森中3年)は、18ホールを終えて3オーバー73で成田美寿々(13ホール終了)とともに暫定85位につけた。
そのほか、野村敏京と松森彩夏は5オーバー75の暫定106位タイと出遅れ。前週大会で今季自己ベストの単独2位に入った宮里美香は7オーバー77と大きく崩れ、暫定128位タイに沈んでいる。
4アンダー66で暫定トップに立ったのは、ともに18ホールを終えたカリー・ウェブ(豪)とマリナ・アレックス(米)。ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1のインビー・パーク(韓)は12ホール終了時点で2アンダー暫定6位タイ。同No.2のリディア・コ(ニュージーランド)は18ホールをイーブンパー70で回り、大山、鈴木らと暫定18位タイで並んでいる。