大山、3打差2位タイに浮上! 日本勢は8選手が決勝ラウンドへ
米女子ツアーの今季メジャー第3戦、全米女子オープンが現地時間10日、ペンシルベニア州のランカスターCCを舞台に順延となっていた第1ラウンドと第2ラウンドの競技を終了。大山志保が4アンダー66でラウンドし、通算4アンダー2位タイに浮上した。
同大会には2009年以来の出場となる大山は第1ラウンドを17位タイで終えると、インスタートとなった第2ラウンドの立ち上がり4ホールで2ボギーを喫してしまう。しかし、14番からの連続バーディですぐさまイーブンパーに戻すと、バックナインは4バーディ、ノーボギーと会心のプレーを披露。トータル6バーディ、2ボギーでホールアウトし、トップから3打差と絶好の位置で決勝ラウンドを迎えることとなった。
また、大山と同じ17位タイから第2ラウンドを出た葭葉ルミも4バーディ、2ボギーの2アンダー68でラウンドし、インビー・パーク(韓)、カリー・ウェブ(豪)、モーガン・プレッセル(米)らと並ぶ通算2アンダー5位タイに浮上。国内ツアーでも優勝経験のない22歳はムービングサタデーでどのようなプレーを見せるだろうか。
上原彩子、鈴木愛、穴井詩が通算1オーバー20位タイ、今季国内ツアー1勝の菊地絵理香は通算2オーバー32位タイで決勝ラウンドに進出。横峯さくらは3オーバー73と苦しみながらも、森田遥と同じ通算4オーバー54位タイで辛くもカットラインを上回った。
一方、野村敏京は第1ラウンドでの出遅れを取り返すことが出来ず、通算7オーバー77位タイ。また、直前のウォルマートNWアーカンソー選手権で今季自己ベストの単独2位に入っていた宮里美香は通算8オーバー91位タイで予選落ちとなっている。
アマチュアの山口すず夏(鵜野森中3年)は6オーバー76と崩れ通算9オーバー102位タイ、松森彩香は通算16オーバー147位タイ、今季国内ツアー2勝の成田美寿々は2ラウンド連続の「79」と苦戦続きの2日間となり、通算18オーバー151位タイで大会を後にすることとなった。
通算7アンダーで単独トップに立ったのはエイミー・ヤン(韓)。1打差4位タイから出た第2ラウンドで11番からの4連続バーディを含む、5バーディをマークし、4アンダー66でラウンド。後続と3ストロークのリードを持って、メジャー初制覇に向けて最高の位置につけた。
大山と同じ通算4アンダー2位タイには、ロレックスランキングNo.3のステイシー・ルイス(米)。ディフェンディング・チャンピオンのミッシェル・ウィー(米)は2アンダー68で回り、通算イーブンパーでリュウ・ソヨン(韓)、キム・セイヨン(韓)らと同じ12位タイにつけた。同No.2のリディア・コ(ニュージーランド)は2オーバー72とスコアを落とし、通算2オーバー32位タイで週末での巻き返しを狙う。