石川、42位タイで決勝ラウンドへ J.スピースは「64」で急浮上
米男子ツアーのジョン・ディア・クラシックは現地時間10日、イリノイ州のTPCディアランを舞台に第2ラウンドの競技を終了。日本勢で唯一の出場となっている石川遼は、通算5アンダー42位タイで決勝ラウンドにコマを進めた。
初日は2アンダー69の61位タイとやや出遅れた石川。この日はスタートホールの10番でバーディを奪う絶好のスタートを切る。11番こそボギーとするが、直後の12番ですぐに取り返すと、16番から連続バーディを奪取。前半を3アンダーで折り返す。
バックナインでも立ち上がりの1番でバーディを奪い、このままリーダーボードを駆け上がるかと思われたが、6番でスコアを落とすと、最終9番では4メートルのパーパットを決めきれずにボギー。結局後半は2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばすことができなかったが、トータル6バーディ、3ボギーの3アンダー68でホールアウト。前週に続く予選突破を決め、残り36ホールで上位進出を狙う。
大会を折り返してリーダーボードのトップに立ったのは、ツアールーキーのジャスティン・トーマス(米)。トップタイから出たこの日も5バーディ、1ボギーの4アンダー67でラウンドし、通算12アンダーまでスコアを伸ばした。トップと1打差の2位タイには、8アンダー63を叩きだしたジョンソン・ワグナー(米)とトム・ギリス(米)がつけている。
初日101位タイと大きく出遅れた世界ランキングNo.2のジョーダン・スピース(米)は、3アンダーでハーフターンすると、後半の2番パー5では第2打をピンから1.2メートルにつけるスーパーショットでイーグルをマーク。終盤の8番でこの日唯一となるボギーを喫したものの、1イーグル、6バーディ、1ボギーの7アンダー64と大きくスコアを伸ばし、通算7アンダー16位タイに急浮上している。